グノーシアの猫
Switchでやっている人狼ゲーム、グノーシアの中で主人公の相棒的役割を果たすセツというキャラがいる。セツは沙明(シャー・ミン)というキャラが苦手で、彼と一緒になったループではたまに話し合いの前に沙明を「やってしまう」。そうなると最後までそれぞれの役職を確定出来なくなるのがちょっと厄介だ。沙明は極端に性に言動が偏った男性キャラ。一緒にグノーシアになった際に教えてくれるのだが、知性化処理されたオトメのことを憐れんでいて早く消してあげた方がいいと考えている。でもオトメちゃんはそんな沙明のことを優しい人だと感じているらしい。
本当は優しいのかもしれないが、全てを性的にとらえる沙明は私も苦手。一部の思春期の人たちを相手にしている時のような感じで、特に人狼ゲームのメンバーとしては理屈が通じないのがつらい。しかし彼の場合、言動の偏りは性行為の真似によって争いを回避するボノボの中で育ったという特殊な経歴が影響しているのかも知れない。オトメちゃんは人間として生きるために知性を付与された水獣であり、沙明は逆にケモノの間で生きるためパラメータを獣性に全振りした人間、みたいな対称性がありそうだ。沙明の生き様からすると、ケモノに人間の都合で知性をプラスしたところで結局は無駄で可哀想ということになるらしい。だからって今存在しているオトメちゃんを消したがるのはどうかと思うんだけど。
グノーシアの中には猫になりたい男シピというキャラもいる。ネタバレ全開になってしまうが、猫とくっついて登場するシピは自分の本体を徐々にその猫に移植中なのだという。そして実はもうほとんど猫の身体の方が彼の本体となっている。彼に乗り移られた猫の中身は逆にシピの身体に移っているということになるのだろうか。そして中身が殆どケモノの人間といえば沙明である。すると沙明の中身は人間に身体を明け渡した猫とニアリーイコールだったりするのだろうか?彼のいちいち性的な言動も本当は猫なのだと思えば可愛い気もする。そしてたまに我慢できずセツが沙明を「やってしまう」のは、他ならぬ彼の中の猫のせいなのかも知れない。猫好きが無条件に猫を撫で回してしまうように、セツは衝動的に沙明を「やって」しまうみたいだ。セツが猫好きだとシピが主人公に教えてくれるループがあったけど、どういう意味だったのだろう。

スタートはシンプルな人狼シミュレーションだったとか↓